rhizome-archives

果風呂:根茎成長記録

マッドマックス 怒りのデス・ロードを観たよ!

フュリオサとマックス、興奮したからなんか描いちゃったよ…ボールペンで。似てないけど
f:id:nvs:20150730003816p:plain
ドラムガイを見てからコレは見ないとと思いながらどんどん最終日に近づいてしまってすごく焦ってました。
もう観る前日からマッドマックスのことばっか、観に行ける、観に行けるって遠足の前夜のように考えててちょっと頭おかしくなってたと思う。そして今日やっとこさ映画館に行けた!
最初からもうワクワクしながら観ました。
砂嵐の中で車が爆発炎上してウォーボーイたちが紙吹雪みたいに舞い上がってくところらへんまで、どのアクションどのシーンを観ても笑みがでてしまい常に顔がにやついてるのを自覚してた。
映画館が暗くてホント良かった!自分キモい!
だいたいもう寿命が短いからって若いのがうっすい名誉の死をかっこよさげにキメてギャラリーも「よく死んだ!」と賞賛するなんて清々しいほどに世紀末で笑みもこぼれるというもんです。
最初から最後までかなり集中して観てたのか、映画館出たあとしばらく前頭葉中心に痛かった。
……えっとちょっともう一回みたい(続けざまに。)でも次の上映時間て2時間も空いてるのね、映画館居残りできないのね。むかしは二本立て同時上映とかあって一回席にすわったら何時間も入り浸りできたのにそんなのはもう無いのね等々、マッドマックスに全然関係ないこと思ったりしながら帰りました。

色々思い出してみたけど、やっぱ世界観をつくるのに雰囲気とか空気とかビジュアルとか諸デザインて重要だなあとか一番に思ったなあ。
イモータン・ジョーって直接的な悪の所行を見せられたかっていうと全然皆無だったし、そんな強いわけでもないし強いどころかプニプニした腹をスケルトン甲冑で似非筋肉ファウンデーションしてたし、なにかと自分の妻には優しい扱いをしてるし(フィギアコレクションを大事に愛でてる的な)、それに音楽隊なんか囲ったりしてどんだけ懐が深いんだろうって感心したもんね。これですよドラムガイ見てコレは観なきゃいけないってピコーンときたところ。欲望に対して寛容よねって。そのにじみ出る可愛いオッサンなキャラ性がイモータン・ジョーファンを虜にしてるんかなあとか思う。

フュリオサがすごく格好良かった。シャーリーズ・セロンてやっぱすごいんだなあ、ちょっとターミネーター2のサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンにしびれたのを思い出しました。強い女かっこいい、あの、かわいいとかふっとばしてしまう強くて格好良くて美しい女。
今回、老女が後半活躍したけどこれも良かったね、バイクを乗り回す老女、ウォーボーイをぶっ倒す老女。正直にいうとBABAAかっこいーー!

さあ最後のマックスです。
トム・ハーディーですがなんかもうちょっとキレキレにならないまま終わった印象でした。マイルドというか輸血袋時の鉄のマスクそのまんま最後までついてる方が見てくれ的に強そうだったかもだ…
始終つけとくのは流石に鬱陶しいかなと思うんだけど。シリーズの中ではやさしさマックスだったかな。

なんか構成とかビジュアルとか全部ひっくるめてハイブリットになった感じでした。
あぁもう一回観たい。DVDほしい。デザインアートブックかなんか出たら買う。