rhizome-archives

果風呂:根茎成長記録

頭の中だけ

相変わらずずっと忙しいのでペンにぎっておらず。
まだマシになった方だと思うけど6月おわりまで今のままだと思う。
2014年はエキスポの準備とエキスポで7月まで何も手が付けられないままで秋以降で何か描いてたような気がする。去年の2015年はなんとか時間を作ってたように思う。今年の2月くらいまでは描くための時間を作る・確保するために神経すりへらしていた。そしてこの間前回のブログで公開の予定無しの告知をだすまではずっとストレスだった。今は少し気が楽になってる。
このまま描かなくなるのかなあとかぼんやり思う。
そう思いながら先日少し時間があったので次の展開の書き出しをやった。プロットの前の整理みたいなものだ。
もう頭の中にしかペンが無い状態になってる。
なぜこんなに時間がないんだろうと思うけど、以前が無理矢理時間の捻出をしてやっと数時間分をたまに確保できていたものがフリーの仕事が増えてきてる為、書けるわけがないんだ。リソースには限りがある。エキスポ準備の丸4ヶ月だって1ページたりとも描けなかった。
 
今かかえてる案件がだいたい6月末で落ち着くと思うけどそれ以降もどうなるのか分からない。定期収入になるようなお客がついた場合、趣味の漫画は後回しになり死ぬまで描かないのかもしれない。
もう公開しないと告知したあと安堵もあったものの何か喪失感が大きく公開したところで一体誰に響くものを届けられるというんだろうという思いに包まれていた。今もそれは変わらない。


誰にも必要とされない誰にも待たれることがない空気のような存在なのではないかと思えるのはとても辛く、存在の耐えられない軽さのような映画のタイトルではないけど存在の耐えられない薄さに、無意味に自己評価をさげまくって精神衛生上悪いことになっている。
フリーランスで定期の仕事が切れその他の仕事の依頼も激減、一時ゼロになりどこからも必要とされなくなった(その時期周囲の狭い業界レベルで依頼をだせないほど不景気なのは分かっているが)ことや、でも収入がないと困るのでフリーを一旦置いておいて就活をしてみても年齢と書類だけでどこからも必要とされない、必要とされたと思ったらブラックでパワハラでどうしようもない会社にひっかかったり、必要とされないのはフリーの活動だけでなくお勤め就活でもかと、そんな状況が続いたことからさらに自分が無価値に思えて卑屈になった。卑屈でも収入がないままではマジで困るので派遣会社に登録し派遣先を転々としフリーの仕事も請けながらなんとか食いつないでいる。就活で紙切れだけの行き交いやマウンティングよろしくパワハラの豚野郎に顎で指図されるのと違い派遣だったら人間扱いされ働きに見合った時給はそれなりにもらえる、それだけでも有り難くそんな風に思う程度に卑屈になっている。社会において私の価値はかなり低い、底辺の人から見れば「はっ!」と嘲笑されるだろうがまあそれなりに低い。

漫画の公開制限と公開予定なしの告知に関しては、作品においても、作品まで他人にとっては空気かそんな大したものにもならないんじゃなあと諦めが強くなってしまった。
若い時の根拠の無い自信や勢いはとうの昔になくなったので、モチベーションに頼らないで描き続けてきたけど現在は時間とお金と弱い自分に勝てない。
自分のイラストや漫画は描けてない。自分のイラストや漫画は収入にならない、誰も必要ではないから。誰も必要としないし何の役にも立たない漫画だけど本当は描ききりたいのに出来ないのでもう目が死んできてる気がする。
そして今日もこれから仕事のイラストを描く。